作曲を上達させたいひとにお勧めする「曲分析」という取り組み

作曲レベル向上につながる「曲分析」

曲分析は「レシピを知ること」

こちらの教室で特に力を入れているのが「曲分析」です。

曲分析は、文字通り既存の楽曲を作曲者的な観点から分析する作業ですが、これが作曲レベルの向上にとても効果を発揮します。

これは作曲にとどまらない話ですが、何かを作るにあたって「作り方を知る」ということが大切なのはみなさん理解できるはずです。

料理のレシピなどがまさにそれにあたります。

レシピがあるとどんな材料を使ってどんな工程で作ればいいかがすぐにわかりますし、その料理を同じ品質で何回も作ることができます。

レシピが無くても料理は作れますが、慣れていない人は味付けがわからなくなってしまうことで失敗してしまうはずです。

そして「レシピを持つ」ということにつながるのが、冒頭でご紹介した曲分析への取り組みです。

曲分析によって得られるもの

曲分析に力を入れるとどんなメリットがあるかというと、それはひとえに「『曲とはどのようなものか』が理解できる」ということに尽きます。

曲分析の作業を通して、ヒット曲やお気に入りの曲を作曲者的な視点から分解し、どこがどのようになっていることで良い曲だと感じられるかを考えていくのですが、これが前述の「レシピ」につながるのです。

言い換えれば「実例を沢山知る」というようなことで、それを何度も繰り返すことでおのずと良い曲を作るためにどのようにすればいいかがわかっていきます。

結果的に作曲の時の判断力が強化されて、迷ったり悩んだり、わけがわからなくなってしまうことが減ります。

「Aとするか、Bとするか」のような局面においても自信を持って作業を進めていくことができるようになっていくので、作曲がより楽しめるようになる、ともいえるかもしれません。

正解がないからこそ、自分の中でしっかり判断できるようにしておくことが大切

前述の料理の例で言えば、味見をしてみて「美味しい」「まずい」と直感的に判断できる料理でさえレシピが無いと失敗につながってしまうもので、それが「作曲」となるとなおさら難しいのは理解いただけるはずです。

ましてや芸術的な作品作りに正解はないため、作曲者としてどこをめざすか、という軸が無いと作品はやはりどこか散漫なものになってしまいます

また、曲分析の効果は料理のレシピと同じく「作業速度」や「再現性」にもつながります。

どうすればいいかがわかっているため、作業は必然的に早くなっていきますし、同じ品質で何度も曲を作ることができるようになっていきます。

曲分析だけではやっぱりだめ

もちろん、曲分析を意味のあるものにするにはそもそも曲分析のやり方を知らなければいけませんし、曲を読み解くには基礎知識が必要です。

その基礎知識が「音楽理論」や「作曲の方法論」などであり、それらを覚えるためには別に時間を取らなければいけないというところにまた難しさがあります。

ひとりで全部をやるのはやっぱり大変なので、レッスンではそのあたりを常に意識して全体的に知識の底上げをしながら曲分析もしっかりとこなしていけるように配慮しています。

それはそれとして、ここではひとまず曲分析がとても意味のある行為であるということだけはご理解いただけたかと思います。

曲分析を楽しむひとほど上達がはやい

今まで沢山の人に曲分析の大切さをお伝えしてきましたが、曲分析にしっかりと取り組んで楽しみながらそれを継続的にこなす人ほど作曲の上達が早いです。

これは実績として結果が出ている事実であり、それが作曲レベル向上に対する曲分析の大切さを物語っています。

効率良く作曲を上達させていきたい人や、現在伸び悩んでいる人は、是非曲分析について一度考えてみて下さい。